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かまねこ
〜 ねこまんが昔物語り名作選その1 〜
出演/みー
むかしむかし、あるところに
おじいさんが住んでおりました。
ある晩、おじいさんが夕めしの支度をしようと
炊飯ジャーでご飯を炊こうとすると
これはまあ、いったいどうしたことでしょう?
炊飯ジャーからはほかほかのご飯ではなく
ほかほかの猫が生まれてきました。
以下(↓)がその証拠写真です。
おじいさんは 激しく狼狽しました。
(狼狽:ろうばい。慌てふためくこと)
それにしてもさて、どうしたらいいのでしょう。
このままではご飯が食べられないですし
それになにより 異常事態、ハプニングですので
おじいさんはとりあえず
炊飯ジャーから猫を出そうとしたのですが、
その猫は大そう 目つきの悪い猫でしたので
どちらかというと気の弱いおじいさん――
数年前に他界したおばあさんの影に今もなお
おびえているほど気の弱いおじいさん――は
すっかりひるんでしまい、
今まさに炊飯ジャーから 生まれつつある猫に近づけず
炊飯ジャーから猫を取り出すことが出来ませんでした。
仕方がないのでおじいさんはとりあえず
あの猫の 目つきが悪くなくなるまで
テレビを見て待っていることにしました。
それからおじいさんは……。
おじいさんは……えーと……。
おじいさんはオチが思いつかなくて
1年くらい猫をほったらかしにしました。
おじいさん:「参ったな。面白いねこ写真をもらったから
衝動で作り始めてみたけど、これからどうしよう?」
仕方ないのでおじいさんは思い切って猫を嫁にとることにしました。
1年くらい経っているので猫はもう成猫になっているのでした。
ですのでそれは、おじいさんとその猫がゴールインするのは
まったく自然なことなのでした。
おじいさんは気を引き締めると、お釜に向かっていいました。
「娘さんをわしにください。」
猫はメスではありませんでしたが、お釜から生まれてきただけにオカマなので
それでぜんぜん問題ないのでした。
それから二人――いえ、一人と一匹はいつまでも幸せに暮らしました。
めでたしめでたし。
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